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『カント』意訳
更新情報
- 2009年7月10日 公開。
使用法
- 意訳中の章・節名をクリックすると原文を別ウィンドウで表示しその段落に位置づけ、対応表示する。(JavaScript 機能を使用。)
- サブメニューの「pdf版(印刷用)」に本Webページと同一構成のpdf文書を用意したので、印刷する場合に使用してください。
凡例
- 意訳では適当に章節分けを行った。
- 原文で定式化の記号として使われている、甲、乙、丙、イ、ロ、ハ等はA、B、C、a、b、c等に適宜変更してある。
- 文脈・文意をはっきりさせるために番号付け、段落分け等を随所で行っている。
- 清沢は図解を積極的に用いているが、その表現はお世辞にも上手いとは言えない。 よって私なりに再解釈して全く別の図で表現しているものがある。(私の表現が妥当かどうかは、別の問題である。) また、再解釈してもあまり意味が無いと判断した図は省略してある。
- 清沢は「経練」という言葉を「経験」の意味で使っており、文章中にはこの二つの語句が混在する。 しかし、どうして二つの語句を使い分けているのかは分らない。私の訳では単なる同義語として扱っている。
- 講義の筆記録という成り立ち上、文章には冗長な表現が各所に見られる。特に直前の表現の言い換えが結構出てくる。 これらはそのまま現代文に置き換えても、意味が深まるものではなく、間延びするだけなので、 場所によってはかなり削除している場合がある。 また意味が曖昧な部分、言い回しがおかしい部分も散見するが、適宜判断して取捨している。
- カント哲学の用語は、清沢の訳を表示した後、括弧表示で現代表現を補った。現代表現は岩波文庫版『純粋理性批判』、 『実践理性批判』、『判断力批判』による。ただし意訳中の用語は基本的に清沢の訳語を使っている。
- 〔〕内は私(星)の注記、意見等である。