ホーム > ときどき思うこと > 2017年3月
2017年3月
3日 雨水枡の嵩下げ
6年前の増築工事で、本堂東側の通路に雨水枡が設置されたのだが、働きのよろしくない業者で、手持ちの枡を設置して終りにしたようである。地面から4センチ程出っ張っていて、注意しないで歩くと躓いて転びそうになる、みっともない状態だった。
ずっと気に病んでいたのだが、盛り上がっている分の高さを切断して接着し直せばいいと思いつき、早速加工することにした。
雑草除けの防草シートの上に砂利を敷いてあるので、砂利を避け、枡周囲の土を除去しやすいようシートに切れ目を入れる。
枡回りの土を掘る。このとおり結構大きな石が大量に混じり、掘るのに苦労する地盤である。しかしこのおかげで震災の地震の影響が予想外に少なかったと思う。
蓋受けの部分を切断するために、ガイドラインとなるテープを貼る。
テープの下端に沿ってディスクグラインダで切断。
嵩下げ分4センチを切断。
切断したところに蓋受けを接着し直せばよいのだが、合せてみてハタと気付く。私は枡が円筒だと思って加工していたのだが、実は下すぼまりの円錐形だった。ちょっと見には円筒にしか見えないのだが。蓋受けの直径が枡の切断後の直径より大きくなってしまい、下に落ちてしまう。暫し考え、瓦修理用の粘着テープを蓋受け内側に貼り、テープの下半分を枡の外側に出るようにクロスしてやればなんとか引っかかってくれるのではないかと思いつく。
やってみると、引っかかりはするのだがこれに蓋をして人が乗った場合はぐらつく。テープが劣化したら抜けるだろう。
素人の淺智慧行き詰まれりか。
また暫し考え、蓋受けの出っ張り部分までモルタルを流し込み、支えることを思いつく。
翌朝、モルタルが固まったので蓋に乗ってみる。ビクともしない。
砂利を敷き戻す。平になった。
これでよし。